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ミシンの糸調子

簡単な縫い物を始めた。
準備ができていざミシンをと縫い始めた。
終わった、と思ってミシンから離して縫い目に手をやると何だか変。
裏返すと、裏糸が浮いていて凸凹している。
なんということかと、糸の調子をし始めた。
これでよしと、もう一度縫うと、同じように糸が浮いて凸凹している。
何度糸調子をなおしてもなおらない。

少し気持ちが落ちてきた頃、そうだ、ネットで教えてもらおうと調べてみた。
ありました。大勢の皆さんが教えてくださっています。
やはり、上糸と下糸の調子の説明が多い。
中に針も調べてくださいというご意見もあった。
これはやり過ごした。
だって、最近変えたばかりだもの。
しかし、糸調子ではなおらない。

やはり針か。
外してみて触ってみるがどこも傷がついている様子も、針の先が曲がっている様子もない。
置いてみた。すると、針の先の方に影が映る。
やはり曲がっているのか。
新品の針を出して比べてみた。
新品の針には影はできない。
ずいぶん穏やかに曲がってくれたものだと、針に敬意を表して新品に糸を通してセットした。

恐る恐る動かしてみた。
最初は手回しで数針縫い、これならいけそうだと思って一気に車を回転させた。
なんと穏やかに、なんとしなやかに、なんとスムースに布が送られていくことか。
最近にはないほどの感動だ。
あっという間に縫い終わった。
もっと縫いたいが、ひとまず今は縫うものがない。
今日はこれでおしまいだ。
いやー寂しい。何かすぐにでも縫うものを考えようと、今日のところはミシンを片付けた。

ここしばらく糸調子にてこずっていたことは確かだが、針が原因とは、まったくもって失念していた。
知っていたはずなのに、すっかり脳裏から抜け落ちていた。
今回は糸調子に半日かかっての原因の究明になった。
しばらくは忘れないと思う。
いや、忘れないでいて欲しいと願うばかりだ。


by rakuyu1015 | 2020-10-23 19:54 | 裁縫 | Comments(0)
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